ジャスコ化への対応~「フリーターが語る渡り奉公人事情」トラックバック1~

「ジャスコ化」などという大仰な名前を付けなくとも、みんな既にうすうす気付いているのではなかろうか。大手資本が入ってくると余計に不便になると言うことを。
確かに便利は便利だけどね。それは見せかけなんだよね。

俺の住む南九州・薩摩半島にある加世田市では一向にジャスコ化は進んでいない。ありがたいことだ。過疎地域なので採算がとれないだろう。おかげでまさにスローライフだ。今も地元で取れたタコをキムチにして焼酎を飲んでいる(時節柄、塩を大目にし過ぎてしまったが…)。
俺は普段、夜11時まで働いている同僚は「店が閉まって買い物ができない」と嘆くが、そのぶん出勤が昼なので、ちょっと早起きして買い物すれば済むことだ。


ちょっと足を伸ばせば、築地で万の札のつく最高の野菜や魚が待っている。
大浦町の産直館はちゃんと冷房が効いているので、夏場も保存が良くお奨めだ。片浦の木場商店はカンパチの小さい奴(地元ではヒラコという)が一匹100~200円。そのかわり、片浦の人はみんな魚を自分でさばくのがあたりまえなのか、刺身では売っておらず、自分でおろさざるを得ない。まあ最初の千円は勉強って事で。
鹿児島市内では一匹500円になる。東京の連中は、ここより不味い魚を喜んで5倍くらいの金出して食っているんだろう。したり顔で「やっぱ鹿児島産はちがうね」とかいいながら。
ばかみてー。

 石牟礼道子氏の「苦海浄土」に、確かこんな記述があった。水俣病に冒された漁師さんの、公害病に蝕まれる前の、彼の口癖。口語訳すると(「苦海浄土」はほとんどが熊本の方言)こんな感じだったと思う。

「自分で取った魚をおろして焼酎を飲む。これがこの世の栄華よ。殿様でも俺の刺身より旨い刺身は食えん。こんな栄華が他にあるか」

今、俺もこの爺様の気持ちだ。

スーパーよりも八百屋の方がたいていの場合安い。農家直営の無人販売所など(たいていは、作業後のおばあちゃんがたうろしているが)、「ダンピングで訴えられるんじゃねーか!?」ってほど安い。
魚や肉はスケールメリットでスーパーの方が安い場合もあるが、魚屋の親父は旬の魚の食い方、魚の見分け方など色々なことを教えてくれる。
本当に「合理的」になったら、大手スーパーよりも地元小売店の方がお得である。少なくとも南薩では。
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by g2005 | 2005-09-05 01:11
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