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東京都青少年育成条例改正に断固反対する

☆☆☆☆☆☆以下ITmediaより引用☆☆☆☆☆☆
漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案


アニメ・漫画のキャラクターも「非実在青少年」として「不健全」性の基準に含める東京都の青少年育成条例改正案の審議が近づく。ネット上では反対の立場から行動が起きている。漫画の現場からは「日本の表現が窮屈になる」といった懸念が出ている。

2010年03月09日 21時57分 更新
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/09/news103.html


 東京都が都議会に提出した「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(青少年育成条例)の改正案をめぐり、ネット上では内容を危惧する声が高まっている。アニメや漫画などに登場する18歳未満のキャラクターも「非実在青少年」と定義し、内容によって不健全図書指定も可能になっているなど、従来から踏み込んだ内容になっている。議会での審議は近づいており、ネットではアクションが広がっている。

「青少年を性の対象にすること」を否定する条例

各都道府県で制定された青少年育成条例はこれまで、「青少年の健全な人格形成に対して有害」だと判断した雑誌や書籍などを「有害図書」(都は「不健全図書」)指定し、包装状態での販売や販売コーナーの隔離などを義務付けてきた。

 都の改正案のポイントは、「青少年の健全な育成」に対する考え方の拡大だ。改正案では、18歳未満の青少年が性的対象として扱われている書籍や映画などを「青少年性的視覚描写物」と定義。その上で、「青少年性的視覚描写物をまん延させることにより青少年をみだりに性的対象として扱う風潮を助長すべきでないこと」を都の責務だと規定している。

 現行条例が「不健全」性を「性的感情の刺激」「残虐性の助長」「自殺や犯罪の誘発」という比較的あいまいな表現で規定しているのに対し、改正案はこれに「青少年をみだりに性的対象として扱う風潮の助長」、つまり「青少年性的視覚描写物」という特定のジャンルの表現そのものを「不健全」なものとして追加、制限の対象に加えている。「青少年を性の対象にする」表現の抑止が改正案の狙いの1つだ。

 この基本スタンスから、創作作品の表現も条例の対象に含めたのが大きな点だ。改正案は、漫画やアニメなどの登場人物のうち、服装や所持品、学年、背景、音声などから「18歳未満として表現されていると認識されるもの」を「非実在青少年」という新語で定義する。

 その上で「非実在青少年」による性交などを「みだりに性的対象として肯定的に描写」することで「青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」も、不健全図書に指定できるようにした。従来の基準に該当しない漫画やアニメでも、「非実在青少年」による性行為などを描いている場合、不健全図書に指定される可能性がある。

 改正案が「非実在青少年」表現の不健全性の基準として、「青少年の性に関する健全な判断能力の形成」を阻害するものという、人格と価値判断に踏み込んだ基準を設けたのも特徴だ。

 「青少年性的視覚描写物」への制限と同様、児童ポルノについても、都は根絶のために環境整備に努める責務があると規定。「何人も、児童ポルノをみだりに所持しない責務を有する」として、児童ポルノ法の改正をめぐり議論になっている単純所持規制についても踏み込んだ内容になっている。

 「青少年性的視覚描写物」は「風潮を助長すべきでないこと」、児童ポルノは「根絶」と、それぞれ都の責務(責務はそれぞれ、事業者、都民と連携して果たすことになってる)についてのトーンは異なるが、基本的には「18歳未満を性の対象とすること」について、フィクションも含めて不健全=有害視することを明確に盛り込んだ“画期的”な内容だ。都で施行された場合、全国に影響が広がる可能性もある。

「非実在青少年」は「範囲が極めて主観的かつ不明確」──山口弁護士

「松文館事件」で被告側弁護人を務めた弁護士の山口貴士さんはブログで問題点を指摘した。

 「非実在青少年」の定義については「範囲が極めて主観的かつ不明確であり、青少年と性をテーマとする作品であれば、全て該当しかねない」として、条項の削除か、定義の明確化、「著しく」などの制約文言の追加が必要としている。

 「青少年性的視覚描写物」については「18歳以上の者が特定の表現を受容・消費すること、表現行為を行うことについて公権力が評価せず、干渉しないことは、青少年健全育成制度の合憲性の基礎となっている大原則」だとして、これに踏み込んだ「青少年性的視覚描写物」は条例に盛り込むべきでないと批判する。

 そのまん延の抑止を都がその責務としたことも「都に対し、成人の有する知る権利と表現の自由を抑圧する義務を課するものとも言える」と批判。こうした条文が、公共施設が同人誌即売会などの利用を断る口実になりかねないことを指摘し、「都が表に出ることなく、市民や企業を表に出した表現抑圧のための道具となりかねず、表現者から自由な発想と表現のための場を奪い、我が国のコンテンツ産業を抑圧しかねない」と懸念する。

青少年のネット利用関連で新規定も
 改正案には、青少年のインターネット利用に関する規定も盛り込まれた。いわゆるネットカフェなどに対し、フィルタリングソフトなどを搭載したPCの設置に努めるよう規定している。

 また携帯電話事業者は、契約者に対し青少年の利用の有無を確認するよう努めるとした。フィルタリング対応の普及に努める未成年の使う端末について、保護者がフィルタリングサービスを使用しないと申し出た場合、保護者にその理由を書面で提出する義務を課すほか、都知事は携帯電話・PHS端末について、フィルタリングなどの機能を備えていると認めたものを推奨することができるとしている。

 改正案を受け、民間で携帯向けサイトの審査を行うモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は近く意見を表明する予定だ。

3月末に迫る採決
 都は改正案を都議会に2月24日に提出。野上ゆきえ都議(民主党)のTwitterによると、改正案は3月18日に都議会総務委で審議される予定だ。都によると、19日に同委で採決、30日に本会議で採決が行われる予定。本会議で可決されれば、10月1日から施行される。

ネットで広がるアクション
 ネットでは改正案に対するアクションが広がっている。谷分章優(himagine_no9)さんは都議会図書館で複写した改正案をネット上に公開した。

 AGathoclESさんは、問題の概要やリンク、陳情先などをまとめたまとめサイトを開設。ブログ「3日坊主のメイドさん」では、この問題について議論した集会の様子をリポートしている。兎園さんはブログに、現行の条例と改正案を対比して全文掲載し、「違憲でない項目を探すことの方が難しいくらいの凄まじい規制のオンパレード」と批判している。

 掲示板などでは、各都議に対しメールで意見を表明するなどの活動が盛んに報告されている。

日本の表現が窮屈に」――現場から反対の声

「バカバカしくて、そもそもこんな案が出るだけでも大丈夫か?と思う」――漫画家の高河ゆんさんはTwitterで批判。ゾーニングの問題だと指摘している。

 漫画評論家の藤本由香里さんはmixi日記で問題をまとめ、反対の声を挙げている。

「キャラクター表現へのはっきりとした蔑視」
 漫画編集者出身のノンフィクションライター・堀田純司さんは、ITmediaの依頼に対し、以下のコメントを寄せた。


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 僕は20代のころ、ある青年漫画誌の編集部に所属していましたが、そこでは漫画について“人間の欲望の全肯定である”と教わったものでした。漫画表現が人間の欲望の反映であるならば、当然そこには性的な表現も含まれます。今回の改正では「非実在青少年」として、キャラクター表現における性描写を規制の対象にしていますが、これには2つの問題があると感じます。

 まず1つは、同人活動などでは、非商業ゆえに大胆な描写の漫画表現が存在します。しかしこうしたアマチュアのファン活動こそが、日本のキャラクター表現の豊かな土壌となっており、今回の規制はこの分野を直撃します。もう1つは、何が有害なコンテンツであるのか、その基準があいまいであること。表現とは時に死と愛に踏み込むものであり、読むものの感情にゆらぎを与えるからこそ表現と言えます。

 こうした領域で、何が有害で有害ではないのか、本当は誰にも判断することは難しいものです。難しいからこそ、改正案の文面もあいまいになっていることを、この案を考えた人は自覚したほうがいい。あいまいな領域を恣意的に「有害である」と解釈されてしまう風潮が高まれば、日本の表現はずいぶんと窮屈なものになるでしょう。

 大手出版社からの刊行物でも、各都道府県で有害図書に指定されることは案外、少なくないものです。それが出版物の大多数が消費される東京都でこうした規制が行われると、表現の活力が大きく奪われかねない。高名な文芸作品とされているものでも、アウトのものが出てくるでしょう。文字はよくてキャラクター表現だとアウトなのでしょうか?

 実写による児童ポルノとは違い、キャラクター表現には被害者はいません(前者への規制は必要だと考えます)。また青少年への悪影響も検証されてはいません。こうした検証が行われないままに、かくも感情的な規制が行われるのは、上のような問題があり、あまりにも影響が大きいので賛成できません。

 「青少年を性的対象として扱う図書や映画がまん延させることで性的対象として扱う風潮」という内容が改正案には出てきます。この風潮を「助長すべきではないという機運の醸成に努める」とされているのですが、しかし、そもそもそんな風潮は存在するのでしょうか。

 アダルトゲームメーカーはどこも経営がかつかつ。5000本売れたら大成功という、ささやかなペイラインでせめぎあっているのが実情です。

 逆に一般ユーザーにまで話題になるほど売れている作品は、むしろ性表現はソフトです。漫画作品でも同様です。ハードなものも存在しますが、これらはむしろニッチといってよく、「青少年を性的対象として扱う図書や映画がまん延」という風潮が、本当に存在するかどうか大いに疑問を感じます。それで売れるのなら、むしろ自分も参入したいくらいですが、そんな簡単なものではないでしょう。

 世界を白と黒に分け、黒いものを抹消すれば物事がよくなるという思考は非常に危険です。もし青少年によくない影響を与える風潮があるのであれば、それは虚構ではなく、現実そのものでしょう。何の検証も行われないままに不快な虚構を抹殺してしまうのではなく、どんなに回り道であっても、この現実社会そのものをよりよくしていくことが、文化的な国のやり方ではないでしょうか。

 今回の改正案については、オタク文化への無理解というよりも、キャラクター表現へのはっきりとした蔑視を感じます。もともと、漫画の神様、手塚治虫さんは、自分が医学博士号を持つことで、漫画への偏見が収まればと考えていたといいます。永井豪さんは、「ハレンチ学園」(1968年連載開始)のときのバッシングは、身の危険すら感じるほどだったと語っています。

 バブル崩壊後、失われた10年を経てすっかり実業分野に自信を失った日本社会は、キャラクター表現が海外で評価されているのを知り、それを「クールジャパン」などともてはやすようになった。そして、かつてのような偏見、批判は下火になったかのように見えました。しかし、ある特定のイデオロギーに凝り固まった人や、文化に対して視野の狭い人が集うコミュニティでは、かくも古色蒼然とした偏見が、まだあることを痛感させられます。白昼にネッシーが多摩川をゆうゆうと泳いでいるのを見た気分、といいましょうか。




☆☆☆☆☆☆以上引用☆☆☆☆☆☆



コレに賛成する奴は、シーシェパードを笑えないし、将軍様や朝鮮総連を批判できない。
基本的事実を確認しておこう。

http://www.npa.go.jp/hakusyo/h21/honbun/pdf/21p01300.pdf
↑13歳未満の犯罪被害はほぼ横ばい。

http://www.npa.go.jp/hakusyo/h21/honbun/pdf/21p01100.pdf
↑強姦や強制わいせつも、むしろ減少傾向にある。

で、なぜ今、そういう規制の話が出る?
例えば、三日に1度の割合で小学生が殺されたり強姦されたりするなら、その可能性を排除するためにあらゆる手段を尽くすべきで、その手段の一つに表現規制が盛り込まれても俺は反対しない。やれることは何でもやるべきだ。

だが、どう考えても、現状と今回の規制は関連が無い。
データを無視し、歴史を無視し、自然法(思想・信条の自由)を無視する。シーシェパードや将軍様とどこが違うのか?

で、別に俺はロリ漫画・ロリアニメが好きというわけではなく、単にズリネタとしてエロ漫画を活用している人だが、このままではズリネタがエロビデオのみになってしまうと危惧している。

というのは、こういうのはそれこそ麻薬における「ゲートウェイドラッグ」みたいなもので、「ロリ絵規制」→「2次元エロ絵全般規制」→「じゃあ3次元も規制」と規制が広がるのが歴史的に見て一般的、最もポピュラーだからだ。
例えばアジア太平洋戦争において、国家総動員法はある日突然できたのではない。

また、俺は、同じ二次元愛好者として、ロリ絵愛好者達に連帯意識を持つ。「ロリ絵だけの規制か。じゃあ関係ないや」と対岸の火事的には見れない。

それにしても、暴力表現や性表現がなぜかくも問題とされるのか。
何度も言っていることだが、アメリカのア・パーフェクト・サークル(トゥールのサイドプロジェクト)のPVは放送禁止となったが、その内容は「全てニュース番組の切り張り」だ。
じゃあニュースも放送禁止か?
ニュースから暴力を一切除くのか?

 もちろん、制作する側に問題が無いとは言わない。いたずらに犯罪を助長するような表現は避けるべきだ。
 だが、何かを表現するに当たって、目的のためにその表現が避けて通れないならばためらう必要は無い。それが「ロリを志向する連中をターゲットとして商品を作ろう」も立派な目的だ。無意味に犯罪を助長するようなものなら問題があるが、今までそういった作品にお目にかかったことは無いし、人間には学習能力と常識があるから、そういったものを1つや2つみたところで人生観が変わるわけでもない。むしろむやみやたらに人を落としいれ、「人を笑わせる」のではなく「人に笑われる」ような低俗な笑いを取るバラエティー番組の方がよっぽどまずい気がする(よくあれで「芸人」と名乗れるものだ)。

 歴史的に見れば、「宗教」「ナショナリズム」「国民意識」といったマジョリティが、圧倒的に殺人者の立場であった。歴史における「虐殺」は、常に「まとも」な人々から、「異端」の人々へと向けられる殺意の帰結であった。
 今回の条例はその歴史に連なるものであることは間違いない。幸い現段階では「敵意」に留まってはいるが。

 幸い、今の世にはネットがある。もはや「異端」は「声無き人々」ではあり得ない。声だけは出せる。問題は、そこからさらに一歩踏み出せるかだ。声だけでは、やっぱり、権力という国家暴力に対しては無力だろう。
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by g2005 | 2010-03-15 01:30

近況

もうどのくらいこのブログ放置していたかなあ(笑)

近況。
→派遣で働いていた
 →リーマンショックで仕事なくなる
  →一年間半ば失業しながら(時々派遣やバイトなど)就職活動
   →2010年頭から正社員の仕事
    →鬼のようなサービス残業&休日出勤で肋間神経痛を患い、顔をしかめながら仕事する毎日

いやあ、疲れるね。
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by g2005 | 2010-03-15 01:30

ハローワーク

 実に久々の更新である。
 サービス残業にうんざりし、半ばアル中となりかけたことから3月に退職した。

 2月末、まず上司に「サービス残業が多いので辞めたいです」と退職の相談をしたところ、「では3月の締め日(20日)で退職にしようか」ということになり、部長も了承した。
 その3日後ぐらいに部長から「今すぐ辞めろ」と言われた。さすがに今やっている仕事もあるし、せめて明日にということになり、翌日退職した。おそらく会議で「そんな茶員はさっさと辞めさせろ」ということになったのだろう。

 こんな会社はさっさと辞めて良かったと思うし、辞めた今ならば、なぜもっと「戦う」ことをしなかったのかと後悔することもある。
 でも、給料・社保・税金その他を全て会社に丸投げすることにより、「首輪」を繋がれているサラリーマンにとってそれは無理だ。

 今日は職安で説明会を受けてきた。内容は、
1 パワーポイントで職員が自作したと思われる「早期就業のメリット」の説明
2 ビデオ 雇用保険(特に受給資格・受給期間・不正受給について)
3 職員による具体的な書類の書き方の説明

 腹が立った。この説明会のベクトルは、目先の失業率を減らすことと、雇用保険受給額を減らすことにのみ向いている。
 
 まず、雇用保険の給付を受けるためには幾つかの条件がある。例えば「雇用保険加入期間が半年以上」などだ(詳しくはグーグルで検索されたし)。
 また、退職には2種類ある。「自己都合」と「会社都合」だ。「倒産」「リストラ」の場合、や「月45時間以上の残業が3ヶ月以上継続してあったと認められる客観的な証拠」「給料の不払いの客観的証拠」あるいはパワハラなどの客観的証拠があれば、会社都合として認められ、離職票を職安に提出して1週間後から雇用保険が給付される。
 一方、それ以外の退職はすべて「自己都合」とされ、「自分の都合で辞めたのだから、再就職するための準備期間を取れたはずだ」と判断され、1週間+3ヶ月の「待機期間」ののち、雇用保険の給付が開始される。職安職員が「早期就業」をすすめるのは、待機期間中に就職させれば給付しなくて済むからに他ならない(ただし、早期就業者には「再就職手当」が出る場合がある。残り雇用保険給付額の3分の1程度)。
 そうして、この待機期間中や、雇用保険給付中には、就職活動を行わないと給付がストップする(待機期間中に行わなかった場合は給付の開始が遅れる)。就職活動は、職安で開催されるセミナーや職業相談、職安による相談や、新聞の求人などから自分で応募し面接に行った場合、就職セミナーで個別相談を受けた場合などがカウントされ、職安職員はランダムで失業者の就職活動を調査し、「本当に面接に行ったか」などを面接先企業に問い合わせたりする。基本的に、人間を疑う態度である。
 みんなの保険料と税金でまかなわれている以上、不正を厳しくチェックするのは当然と言えよう。しかし、BSE問題が起きたとき、国は、国内の米国産牛を買い上げる措置を取った。あの時、肉業者に対してこのような説明会を設けたか?「出席しないと買い上げませんよ」と言ったか?国は様々な給付を行っている。他の給付でも同様に「おまえら不正すんなよ」とやっているのか?少なくとも俺は寡聞にして知らない。なぜ我々失業者や、生活保護者だけがこのような扱いを受けるのだ?
 失業者は差別されているなあと思った1日でした。
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by g2005 | 2007-03-27 19:06

自民党第二広報部化した読売新聞

以下は読売新聞の社説。
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[歳出歳入改革]「税収拡大で手を緩めてはならぬ」

 予想以上の税収拡大は大いに歓迎したい。だが、財政再建の手を緩めてはなるまい。

 景気の回復で企業の収益が伸び、個人所得もかなり改善してきた。その恩恵が法人税や所得税などの税収に及び、昨年度の国の税収は49兆円を超す見通しになった。

 財務省は当初、税収を44兆円と見込んでいたが、補正予算で47兆円に上方修正した。それを2兆円も上回るわけだ。

 今後も、税収の拡大傾向が続くとの見方が強い。所得税の20%を割り引く定率減税が今年から半減され、来年からは完全に廃止される。

 赤字に陥った場合、損失を翌年度以降の利益と相殺できる制度によって、法人税を納めてこなかった企業からの納税も復活するものと見られる。

 今年度予算の税収は約46兆円とされていたが、50兆円の大台に乗る可能性もある。バブル崩壊以降、長い間低迷してきた税収が、本格的な回復軌道に乗ることについては、素直に喜んでいい。

 ただ、気になる動きがある。7月にまとめる歳出・歳入一体改革案作りに取り組んでいる政府・与党の姿勢だ。

 財政の健全性を示す基礎的財政収支の赤字解消を、目標とする2011年度に実現するには、20兆円の財源不足を解消する必要があると試算されていた。不足分は歳出削減と消費税率引き上げなどの増税で、半分ずつ賄う方針だった。

 そこに税収増という追い風が吹いた。これを当てにして政府・与党は、財源不足額を
10兆円台半ばに下方修正する算段に入った。財源不足額が少なくなれば、必要な歳出削減や増税の幅も、それに合わせて手加減できるというわけだ。

 歳出削減や増税に伴う痛みを、極力回避したいのだろう。だが、ここで腰が引けてしまえば、緊縮ムードが一気に霧散する恐れがある。

 税収は景気次第で大きく変動する。実際、世界的な株価下落など、微妙な動きが起きている。好調な時点の税収を前提に置くと、あとで痛い目に遭うのは、過去の財政史が教えるところだ。

 見直さなければならないのは、むしろ財政再建の目標の方である。基礎的財政収支の赤字が解消しても、20兆円近い国債発行が続く。発行額を極力抑え、積もりつもった国債残高を着実に減らすような目標に、設定し直す必要がある。

 景気動向にあまり左右されず、確実な税収が望めるのが消費税だ。財政再建を進めるには、消費税率の早期引き上げが欠かせぬことを改めて銘記すべきだ。

(2006年6月12日1時30分 読売新聞)
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 それによる国民のメリット・デメリットを全く示さずに、とにかく消費税上げと歳費(=おそらく社会保障費)削減を主張している。これが日本で(ということは世界で)1、2を争う発行部数を誇る大手新聞社なのか…。
 消費税率アップは景気後退を招くおそれがある。加えて、タダでさえ所得格差が広がっているのにこれ以上底辺~低所得層を虐めてどうしようというのだろうか?今の俺は多少所得が上がったので耐えられるが、去年までの俺なら本当にヒーヒー言ってるだろう。定率減税半分にカットされて、来年には全額カットらしい。そうすると、俺の手取りがまた下がるわけだ。読売の社員も同じ境遇の筈なのにね。まあ上司がこわいんだろうけど、噛みつく勇気が無いならジャーナリストなどと名乗らないで欲しい。俺たち労働者は確かに首輪をつけられている。だが噛みつく勇気、引っ掻く力を失ったら本当に奴隷だ。俺はせめて飼い猫でありたい。メシはもらってるし、たまに猫なで声を出したりもするけど、いつでも引っ掻く準備はできてるぜ。
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by g2005 | 2006-06-13 00:56

ええ~

 【バグダッド8日共同】イラクのマリキ首相は八日、イスラム教スンニ派武装集団「イラク聖戦アルカイダ組織」を率いて大規模な無差別テロを繰り返し、香田証生さん=当時(24)=殺害にも関与したヨルダン人、アブムサブ・ザルカウィ容疑者(39)が七日夕、首都バグダッド北方で米軍の空爆により殺害されたと発表した。

 治安悪化の元凶とされるザルカウィ容疑者を殺害、治安閣僚がようやく決まったことは、治安回復を最大課題とする新政府にとり大きな前進。支持率低迷に苦しむブッシュ米政権が「対テロ戦争」の成果を誇示する格好の材料ともなりそうだ。

 ただ宗派対立を背景にしたテロが続発する中、AP通信によると、八日もバグダッドの市場などで少なくとも計十九人が死亡する爆弾テロが発生、早期に治安が改善する見通しは立っていない。

 「アルカイダ組織」を名乗るグループも同日、ザルカウィ容疑者の死亡を認める声明をウェブサイトで発表。ハリルザド駐イラク米大使は同容疑者殺害を「大きな成功」と評価した。

 首相らによると、ザルカウィ容疑者は中部バクバ近郊の民家で、イラク軍と米軍の合同作戦により、女性二人を含む側近七人とともに殺害された。同容疑者は空爆で重傷を負い、その後死亡、遺体はイラク当局に引き渡された。指紋や顔の特徴などから本人と確認された。十日ほど前に地元住民らから同容疑者の所在について情報提供があったという。

 ザルカウィ容疑者率いる組織は二〇〇四年十月、国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者に忠誠を誓う声明を発表。その後も米軍やイラク治安部隊、シーア派などへの攻撃を呼び掛けていた。米軍は二千五百万ドル(約二十八億五千万円)の懸賞金付きで行方を追っていた。

 
【埼玉新聞】
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 新イラク・そして現アメリカは本当に法治国家なのか?
1.カザルウィさんがテロリストで、かつ犯行をおかしたという決定的な証拠が提示されていない。
2.仮にカザルウィさんが殺人を犯したテロリストだとしても、それらは当然法廷で立証され、法に基づいて裁かれなければならない。このようなやり方はクリアチャンネルやフォックスTVで言うところの「イスラム原理主義」の方法と何ら変わらない。
3.爆撃できるくらいなら、まずその地域の封鎖+空挺部隊の降下で逮捕することだって可能のはずなのになぜそれをしなかったのか。
4.仮にカザルウィさんが万死に値するテロリストで、かつ緊急に爆撃して殺害しないと逃げられる事態だったとして、周りの者は果たして殺されるに値するほどの罪を犯していたのか(2の観点は置いておいて)
 ざっと考えただけでこれだけ疑問が浮かんできた。この調子で都合の悪い人物を「テロリスト」にして次々と殺すことが可能なのではないか?声明を発表したり、ウェブ上で呼びかけるなんてコトは誰だって何時だってできる。情報機関がでっち上げることなど造作もないだろう。(もちろん裁判も完全ではないが)

 そして、もっと怖いのは、教育学で言うヒドンカリキュラム。「自分さえ納得できる理由さえあれば、暗殺してもよい」ということをこの事件は全世界に広めている。

 日本人を手にかけたかも知れない男だからこそ、その動機や経緯を知りたいと思うのだが。
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by g2005 | 2006-06-10 01:04

横浜市のベッドタウン ~育ちの故郷に行ってみた~

 社員旅行で東京ヒルトン(!)に宿泊。旅行といっても金曜の宴会と宿泊以外何一つ制約がないので、本社勤務のや東京近辺の営業所員はやることがない。ところが宴会で社長が「これで遊んでこい」と全出席者に5000円ばらまいたので、さすがにそのまま財布にいれてしまうのも不義理が過ぎる。中3まで住んでいた横浜栄区に行くことにした。

 根岸線の港南台で降りて、歩いて母校の中学校へ。
 通りから一本入って住宅地方面へ。あるいてみるとこのあたり、本当に家しかない。ビール片手にフラフラしようと思ってたが物理的にむり。中学校の前に昔あったスーパーは駐車場に変わっていた。
 中学になってからよく行くようになった公園は工事でキャッチボールすらできないありさま。やっと小さな酒屋を見つける(というか思い出す?)が、既に尿意がMAXでこの上ビールを飲むとやばそうだ。ていうか公園にトイレが全くないなあ。仕方ないので通りに出てコンビニで便所を借りる。
 次なる目標は俺の通った小学校。通学路の商店街は5割くらいがシャッター化。なんで?商店街の中にある昔よく来た「ラーメン藤」に入ったら、おばちゃんがまだ俺のことを覚えていてかなりビビった。
 その後もウロウロするが基本的に家しか無いので面白くも何ともない。市立のプールは入場料が子供60円→100円になってた。うーむ。そもそもこのプール、焼却炉の余熱を利用してるんだから原油価格の高騰は関係ない筈なんだが…
 家の近くにあったもう一つの商店街。こっちは、本屋の横にゲーム機が5台くらい並んでいて、1ゲーム30円くらいだったのでよく通った。が、今日は行かなければよかったね。商店街の8割(誇張でもなんでもない)がシャッター。うーむ。

 
 最後にこの町に来たのは大学一年の時だからもう6年前になる。その時はこんな風に歩き回らなかったし、頭も悪かった(今も大してよくないけど)から分からなかったけど、色々とあったみたいだな。というか、俺の「見る目」が変わったんだろうけど。
 まあ、住んでる奴が年取って、ガキは大人になって、大人は年寄りになって、その間にまたガキが生まれ、それで年寄りはさらに年取って死んだり介護施設に押し込まれたりっている変化はどこにでもあることで。
 ここってモロ「ベッドタウン」なのね。みんな家が立派、やたらと庭がキレイ、家に駐車場があるってのはもうデフォルトみたい。(1時間にバスが7~8本あるのに車がいるのか?)
 多分、パパは月~金は通勤、ママは専業主婦で買い物は車、ボーヤは学校に通って、土日は家族でショッピングモールに出かけたり、出かけないときパパはガーデニングってところだろうな。ここに住んでるガキ共は何してるんだろう?俺がガキの頃はそこら中で遊び回って、公園にはいつもガキがいて、場所の取り合いでケンカになったり野球でケリをつけたりしていたが、今の公園は草ぼーぼーだったりする。そのうち大事件が起きなきゃいいけどね。
 気になったのが「斜面にマンション建設反対」とか、宅地造成に反対する看板。おいおい、お前のすんでいるココだって、昔は山だったんだぜ。俺はオーケーだけどお前はダメってか。もう何十年も前から「建設予定」のままの高速道路予定地もそのまんま。まあどうでもいいけど。でも開発に反対するなら、分別とか相乗りとか公共交通機関の利用とか推進すべきなんだろうけど絶対やってないだろうね。
 買い物とか、ガソリン代とか保険などの総コスト+各家庭が遠出した場合の大気汚染やCO2排出を考えれば遠出するより近くの商店街の方が得だったりするんだけど、「車を持つこと」がデフォな地域で商店画の壊滅は避けられないようです。ステータスでもあるし、先のライフスタイルに疑問を持たないようではね。
 残るのは、車ににおいがついちゃう魚屋と、揚げたてのコロッケがオイシイ肉屋と、毎日買う野菜を売ってる八百屋だけ。たまにメシ屋。ちなみに池袋は逆で、メシ屋はどんどんチェーンに押されてるけどね。


 九州の田舎や東京の都心を体験し、大学でそこそこ勉強した俺の目に映った「故郷」は「病気」に見えました。あのままあそこに住んでいたら、あれが普通と思っていたわけで、引っ越しをしてくれた親に感謝しています。もしもあそこにいたら絶対に今パンクを聴かないしやってないだろうし、ましてやクライマーはやらなかったでしょうから。

 とはいえ、大なり小なりどんな所でも不健康な部分はあるわけで。田舎はやたら因習的で男尊女卑で、みたいなね。故郷は、カオスや不健康さが全くない、そういったイレギュラーな要素を徹底的に排していました。その意味で病気でした。なんというか、とにかくうさんくさいというか。真性ライトなウイングの方は、「崩壊していく古き良き日本」をどう思っているのでしょうか(笑)。まあ「昔がよくて今が悪い」ってのは大概の場合思い出を美化しているだけで、今日の俺は「昔からおかしかった故郷を再発見した」といったところだろうけど。帰りにアマルティア=センの「人間の安全保障」を読みながら、ああいう良い家に住んでいたら絶対に理解不能だろうなと思った。教育やまともな居住空間はあそこにとってデフォルトだろうから。同じ日本でも荘でもない地域は既にかなり存在するのですがね。
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by g2005 | 2006-06-03 22:08

上京後

 3月中旬に退職、その翌日に飛行機で上京し、某出版社の入社試験を受ける。その日 は、山で知り合ったバム系クライマー(*1)たちの住む巣鴨(というより茗荷谷)のアパートに泊まり、クライマー2名(ボロアパート住人)+同住人のパンク+俺の4人でどんちゃん騒ぎする。周りが超高級住宅地なので、防音がしっかりしているらしく苦情はこないようだ。他の住人もギター弾いたり耳が遠いおばあちゃんだったりでノープロブレム。しまいにはギターを引っ張り出しブルーハーツを歌い出すありさま。「4人いたらバンドできるじゃん!」ということでスタジオにいくことになった。

 2~3日滞在して御岳で岩登りなども楽しみ、帰鹿。3月の残りを、引っ越し準備などに当てる。

 3月末日、引っ越し。鹿児島加世田を引き払い、宮崎の実家へ。この日、1次試験通過の知らせ。二次は4月7日。その間に保険的に登山系ツアー会社の面接を受けに福岡へ。事情を全部話したが、快く「落ちたらウチにきなよ!」と言って頂けた。

 4月7日、上京。巨大なボルダリングパッドを担いでお茶の水駅で乗り換えたりするのにはかなり危険を感じた。東京の友人たちとのメールのやりとり(「面接なんかなんとかなる」「リーマンなんかどうでもいいだろ」「リーマンなんか止めてクライミングバムになれ」「もっと人生ランナウトしろ(*2)」)などの数々のありがたいアドバイスのおかげでかなりリラックスしていた。


面接官「弊社の業務は~といった感じなんですが、Gさんはどのようにお考えですか?」。
俺「楽しそうですね。」
面接官「楽しそう!?」


面接官「弊社を志望した動機をお聞かせ下さい」
俺「待遇が良かったという点と、私のキャリアを活かせるということ、さらに、御社のことは~で存じ上げていたので、これも何かの縁かなと思い、受けさせて頂きました。」
面接官「え?待遇、そんなに良くないですよ…(面接官同士で苦笑)」
俺「そうですか?そんなことはないと思いますけど」

面接官「鹿児島から出てくるのは大変でしょう。お金もかかったんじゃないですか?」
俺「正直なところ、御社しか受けていませんので、よろしくお願いします」


こんな調子でかなり型破り系だったと思うが、とりあえず「御社の犬になります」「私困ってるので助けてください」と言うことはアピール。

面接結果が出るまで例のボロアパートに転がり込む。前回の飲み会での決定通り巣鴨の貸しスタジオへ。全曲ブルーハーツ。俺はボーカル(楽器弾けないしね…)。楽しすぎ&興奮しすぎて、このあとジンマシンが出た。

面接結果が出るまでの間、区役所に行ったり職安に行ったりクライミングしたり。

4月14日 最終的な面接。事実上採用決定。さすがに居候は不味いだろうということで部屋探しを始め、池袋の格安物件を問い合わせたら、敷礼0という恐るべき物件を紹介され、即決定。6畳、水道、便所、風呂・ガス無し。概観は爆撃直後。
ドアは傾いていて途中までしか開かない、便器が割れてる、窓のカギが壊れている、排水口から悪臭などの、住んでみて分かった数々のトラブルがあったが、風呂が徒歩1分なのはありがたい。
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4月21日 初出社
楽勝。こんなんでええの?

以降、仕事を覚えながら徐々に悪臭や水回り、窓のカギなどを改善しつつ、仕事帰りにクライミングジムに寄るというかなり理想的な生活を送っています。
しかしこの部屋の悪臭はちと手強いです。6割くらい改善しましたが、完治は無理です。最悪、水道屋を呼ぶしかないな…。


社会的なことを何も言ってませんでしたね。
とりあえず去年貯めた金はあっという間に無くなり、親に金を借りました。
3月25の給料から丸2月で40万使ったことになります。
まあGWに山行ったし、九州と東京を1,5往復して家まで借りているんだから当たり前と言えば当たり前ですが、コトを起こそうと思ったとき、やっぱり4~50万はないとキツイと言うことです。果たして、この低賃金社会でそうした金をそう簡単にためられるんでしょうか?

また、このアパートに住んでいる方は様々ですが、バム系など「やりたいことがあって、それを優先するためにボロアパート」という方もいれば、ただ金がない日雇いの方もいます。水商売のおばさんもいます。
そして、年金で生活されている方がいます。

年寄りをこういうギリギリ系ボロアパートに住まわせて良いんでしょうか?絶対に年寄りに優しい造りになっているとは思えないこのアパートに。
電車に優先席設けてる場合じゃないんじゃないですか?
福祉って何?
など色々考えてしまいます。
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by g2005 | 2006-05-23 01:38

S氏の問題提起 ~俺なりの考察

以下の文章は「S氏の時事問題」へのトラックバックです。

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http://blog.goo.ne.jp/shigeto2004/e/8030a7275e9ae0e293315afad1b02098
データを基に問題提起をされている。基礎的な点を踏まえており、議論・考察するためのいい土台となっている 

 さっそく、考察してみよう。『加えて、当時の「規制緩和」の流れの中で、雇用に関する法律の改定が行われて派遣労働の許容される業種・職種が拡大されたことが、この傾向に拍車を掛けることとなった。』とあるが、なぜ「労働の規制緩和」が行われたのか。
 俺としては、日本における「労働の規制緩和」は、結局の所「最小コストで最大利益を上げる」という企業の基本原理の体現に他ならないと思う。
 すなわち、経済の国際化を前提に、「このままでは仕事をアジアに取られる」と煽り、賃下げ、リストラ、非正規雇用の増大といった諸「緩和」を正当化したのだと思う。こうすることにより、人件費を抑制し、総コストを下げる事ができる。60年代の公害は「内部不経済の外部化」に起因するが、今日では、「不経済」として切り捨てる対象を生産過程のみならず人間まで広げたということだ。(公害では「生産に起因する廃物の処理」を外部化した=無処理で外部環境に放出した。さらに、それによって発生した環境問題・健康被害も「外部化」した)
 すでに英米では「サッチャリズム」「レーガノミックス」といった諸外国版「構造改革」が行われ、格差社会(俺は「差別社会」と言いたい)が出現している。政府・財界はこうした流れに乗り遅れれたくなかったのだろう。確かに、そうすることにより「日本」は国際社会の中で経済大国としての地位を保てるだろう。
 しかし、それで割を食っているのは大多数の国民だ。これは「お国のための戦え」の再来ではないのか。
 竹中平蔵は、少数のエリートに国民全体を引っ張ってもらうか、みんなで貧乏になるかの二者択一だ、そして前者の方が国民全体がハッピーになれるというようなことを宣っている。頑張ればエリートないし準エリートになれるという「流動性」と、最低限の生活が保障されていればこうした仕組みもそう悪くはなかろう(そうでなければ暴動が起こるだろう)。しかしご存じの通り、日本は「頑張っても報われない社会」である。「東大卒のオヤジの息子はやっぱり東大生」で、「医者の息子はやはり医者」なのである。これは資本主義の名を借りた封建主義ではないか。流動性がなくなってきていることは既に各方面で明らかにされているし、皆さんも何となく気付いているだろう。
 そもそも「労働の規制緩和」をしないとみんな貧乏、というのが眉唾ではないのか。それを実証するデータや経験はあるのか(大体、内需拡大という視点はどこへ行った?)。
 また、よその国が不当に安い人件費で総コストを下げているというなら、それは人権問題である。そのような「抜け駆け」を許さないためにILOがあるし、日本国憲法前文は、そうした人権問題解決のために努力することが日本の使命であると示している。ただ、諸外国は、世界に冠たる残業帝国である日本にだけは言われたくねーよ、と思うかも知れないが。
 そうしてみると、「規制緩和」の流れが止められないなら、せめて人事評価基準の見直し、非正規雇用者の処遇改善などによる「頑張った人が少しでも報われる」方向への「カイゼン」を望みたいと思う。
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by g2005 | 2006-03-31 15:35

人間不信

本日は早出して仕事。契約社員2人が自主早出、所長を含む社員3人が遅刻というなかなか豪快な滑り出しでスタート。顧客(の親)らへの説明会と顧客の勉強会&テストというハードな3本並行。なんとか回す。

午後、ようやく手が空き、所長は顧客の未納金回収で遠出。
残留組はテスト採点や残務。早出の契約社員(女性)がぶっ倒れそうだったので、早めに退社しようということになり、一応所長に報告の電話。露骨に嫌な声。
俺→退社決定 社員A→来期も頑張る 社員B→退社決定 契約の女性→来期も頑張る
この状況で自主的に何かするだろうか?契約社員はどんなに頑張っても(幹部の見ているところで頑張らない限りは)給料上がらないし、ボーナスは一円も増えないし。社員は頑張れば3倍とか出るけど。

所長「頑張って目標達成してボーナスたっぷりもらいましょう!」

だから俺は頑張っても変わらないんだって。
頑張ったら社員になれる、っていったのは所長ですね。
嘘ばっかつかないでください。なんか、あんま信用できなくなってきました。
人間不信か、終わってるな、俺。
あー、はやく人間になりたい。
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by g2005 | 2006-02-18 23:48

使い捨て…なのか?

今日は業務終了後、所長から最近の業務について、おれたち若手三人へ色々とお話があった。要約すれば、周りを見て動け、気を配れ、ということだった。その後、帰りしなに所長に「話がある」と応接室へ。やはり来期のことだった。今日のお話は、俺に仕事が回りすぎている状況を見て、他の若手社員二人に対してのものだったようだ。そう評価されているだけでうれしかった。


 俺としては、現在の賃金は納得いかない点、特に俺と大差ない働きぶりの他の若手と月2~3万給料が違うのは納得できないこと、また、このまま契約社員を続けて、4月に新人社員が入ってきたらその時点で俺の方が給料が安いと言うことで、割と仕事が楽な夏まではともかく、冬場は絶対にキレてしまうであろう点を改めて伝えた。また、俺は5月に契約社員で入社したが、正規の研修を受けていないからそれは当然だとして、秋入社の新人が社員待遇であるのはなぜなのか。また、自分には夢があり、その夢は休暇が全く取れないこの職場では無理なことから、一生続ける気はないという点、さらに、一年間頑張ってもそれが評価されないのか、などの不信感も正直に伝えた。もちろん、


 そうしたらよく分かった。
 俺は使い捨てだ。会社にとって。


 俺がどう思っているかなんてどうでも良いんだろう。正社員よりも年50万以上安く使える労働力だ。オマケに、社員というエサをぶら下げればバカみたいに働いてくれる。理想的な労働力ではないか。もし辞めても次を雇えばいい。どうせ一生続ける気がないならこき使え。そんなところだろう。結局、頑張っても上(幹部)は見ていない。正直な気持ちを伝えてもバカをみるのはこっちだ。
 しかも、たいていの奴は、「あんな使えない正社員のせいで、俺に負担が来ている!」と現場で不満をため、不平等なシステムを作った幹部へは目がいかない。目がいっても逸らす。にらまれたくないから。まるで江戸時代の武士-農民-被差別民の関係ではないか。
 そして、そんなことは百も承知だが、それでもやっぱりキツイものはキツイし、ムカツクものはムカツクのだ。一体どうしたら良いんだろう。


弱い者達が夕暮れ 更に弱い者を叩く
(THE BLUE HEARTS"TRAIN-TRAIN")


 今、かなり嫌になっている。会社って奴は、どこもこうなのか?
俺は毎日、子どもに「想像力が大事だ」と言っている。その想像力で、相手の立場に立って考えてみることが大事だ、と。

 でも、それは間違っているらしい。

 これからは「自分のためにどんどん嘘をつけ。だませ。相手のことなんか思いやるな」とでも教えろということなのだろうか。


 今、かなり嫌になっている。
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by g2005 | 2006-02-14 02:34